心理学の本が好きで、これまでに結構な書籍を読んできてるので、様々な心理学を日常と絡めてわかりやすく紹介したいと思う。
↓一番役に立った書籍。
単純接触効果
一言で言うと、人は会った回数が多いほどその人に対して好感を持つということ。
道端で見知らぬ人が困っていても助ける人は少ないですが、知り合いが困っていたら助ける人は多いでしょう。
これを応用すると、好きな人ができたらとりあえずその人に認知されること、それと共にその人が属するコミュニティに属して接触する回数を増やすということが大切です。
単純接触効果によって、相手が自分に好感を持たれやすくなります。
ここで注意したいのは、回数が増えれば増えるほど、苦手なものであっても受け入れてしまう可能性が上がるということです。
要するにこの人ちょっと無理だなと思ったら、接触を絶つ事が重要。単純接触効果によってあれ?本当はこの人いい人かもなんて思い始めたら黄色信号。
悪い人は相手から寄ってくるものです。
第一印象を信じましょう。ちなみに信者とアンチは紙一重といいますが、アンチが信者に好転するのもこの単純接触効果が大きいのかなと思います。
コンコルド効果
コンコルド効果とは今までに費やしたコストが大きすぎるためにそこから抜けられなくなってしまう心理学的な効果のことです。
かつてパリニューヨーク間を時速2158km(通常の旅客機の約二倍)で3時間半で飛べるという夢の旅客機コンコルドが開発されていました。
しかしコンコルドは開発途中から燃料費などの関係から飛べば飛ぶほど赤字になる赤字旅客機ということが判明します。しかしそれまでに膨大な開発費を費やしていたため誰も後戻りすることが出来ずに最後まで開発してしまったのでした。
案の定飛べば飛ぶほど赤字になるためコンコルドは2003年でその歴史を終えます。
日常的にはホストやヒモ男に貢ぐ女の思考に応用できます。
これだけ貢いだんだから今更後戻りできない、これだけ貢いだんだから結婚してもらわないとといったように。
今までにどれだけコストをかけたかはリセットして考えないととんでもないことになります。
早慶の仮面浪人もこのパターンが多いです。「俺はあれだけ受験勉強したのに、推薦や内部進学と一緒は許せん!」といった具合にです。
これに対する対策はかけたコストを忘れて再考する、つまりゼロベースで考えるといいです。もし0の状態にもどれるなら、その人やサービスと関わっていたか?という視点を常に持つことが大事です。
フットインザドアテクニック
心理学の有名テクニックのひとつ。
一度要求を引き受けると、その後もズルズル要求を聞いてしまうという効果です。
このテクニックは営業といったビジネスから、詐欺、男女関係のテクニックまでありとあらゆる分野で使われています。
何もしないからホテルに行こう→ずるずるセ○クスに。アンケートだけ協力してもらえますか?→ずるずると商品を買わされる。
ただより怖いものはないという昔の格言はよく言ったものです。無料だから、それ自体は大した要求じゃないからとはいはいいうことを聞いていくとジ・エンド。
このような要求に一度従ったら最後骨の髄までしゃぶられてしまいます。
自分が嫌だと思ったら、その瞬間にごめんなさい!無理です!と拒否する勇気を持ちましょう。
ドアインザフェイステクニック
フットインザドアテクニックが小さい要求から始めるのに対して、このテクニックは大きい要求を最初にぶつける。いわゆるふっかけるというやつです。
最初に大きい要求をぶつけることによってそれより小さい要求=本当の落とし所を通しやすくします。
日常的には、ラブホ行こう→じゃあ満喫でいいからとか、10万貸してよ→無理なら2万でもいいからといったように、落とし所を
人間は(特に日本人は)他人の提案を断ることに、抵抗を感じるので二回も断るのは申し訳ないという相手の心理につけ込むテクニックです。
さらに、大きな要求の後に小さな要求を出すので、小さな要求が相対的に小さく見えてしまいこれくらいならいっか・・・となってしまうのです。
一貫性の法則
人は一貫性に囚われてしまう生き物です。一貫性がないと他人からこの人はブレると思われるからなのか過去の自分の言動や行動に引っ張られてしまいます。
これは自分のキャラじゃないからやらないというのは本当にくだらないことです。
人間は日々情報を得て人と交流することで考え方が変わって成長していく生き物なのであり過去の言動に縛られる必要は全くないです。
矛盾してる!ダブスタだ!とかいうどうでも良い意見は無視しましょう。
別にあんたの基準で生きているわけじゃないんでwということを念頭に置くといいと思います。
返納性のテクニック
人は他人に何かをされるとそれがよいものであれ悪いものであれ相手に返すという心理学の効果のことです。
金持ちが得てして他人に親切なのは、親切が帰ってくるということを理解しているからではないでしょうか。
善意は10%くらいしか返ってこないけど、悪意は90%くらい返ってくる
— めろん@医学生 (@gatigatitv) 2018年1月10日
ただし、悪意の方がはるかに返ってくる確率が高いので、むやみに悪意を撒き散らさないようにしましょう。
人の恨みは怖いですよ。
いかがだったでしょうか。
あ、これ使ったor使われたことあるやつだと思い当たるテクニックがあったかと思います。このようなテクニックを知っておくだけでも、対策が講じれるし、人間関係でも上位に立つことが出来ます。
ここで紹介したのはほんの一部なので興味ある人は本を読むといいと思います。