コスパという言葉が市民権を得て、数年余りの月日が流れた。しかし金や時間などコストを掛ける時は、そのコストをかける場所自体が重要であることが多い。
具体的には
・毎日使うもの
・10年後に残るもの
にかけておけば間違いない。
毎日使うもの
スマホ、パソコン、ベッドなどは確実に毎日使うものなので、いくら高いものを買ってもいいだろう。
他にも顔、歯には金をかけるべきだ。
整形は最もコスパのいい買い物の1つで、30万円かかったとしても残りの人生60年と考えたら一年当たり5000円程度しかかからない計算になる。
逆に新婚旅行や結婚式といったものは余り金を掛ける必要はないと思う。過ぎ去れば記憶としてしか残らないし、数日だけで数百万単位で飛ぶ。
またスキルもこの点を重視するといい。例えばピアノが弾ける能力は、披露する機会は限られるが、コミュニケーションの能力は毎日でも使える。
目的もなく英語を勉強しようとしている人も散見されるが、正直言って使う機会がないなら必要ない能力でしかない。
毎日使う物やスキルに金を掛けるとコスパがよくなおかつ効果が実感できるので、モチベーションも維持できる。
10年後に残るもの
この視点でコストを掛けるのも重要だ。具体的には学歴、肩書、スキル、家族、顔、歯、知識、筋肉、不動産などなど。
10年後に残るということは、すなわち一生残るものでありコスパがいいといえる。刹那的なものに惹かれるのも分かるが、コスパという意味ではこの観点が有効である。
ここで難しいところは、10年後に一部だけ残る物があるという所だ。
具体的には友人、異性といった人間関係がある。これらは自分や相手次第で10年後に消滅するものも多く、特に異性との関係は10年後には切れている場合が多い。
大事な10年間を男に費やしたが、結局結婚してもらえず逃げられたという話はよく聞く。
すなわち結婚相手以外との異性と費やす時間は女にとっては無益である場合が多いのだ。
逆に10年後に残っていないものの例としてはスマホゲー、服、ゲーム、賃貸などがあげられる。
スマホゲーの多くは10年後は消滅してるだろうし、そこに金や時間などのコストを掛けるべきではない。
服もその時の流行りや自分の嗜好が変化していくので、余り金を掛けるべきではないだろう。賃貸に関しても、いくら金を掛けても結局自分の資産としては残らない。
以上の観点を持って、金や時間をかける場所を取捨選択していけば無駄なコストを払うことなく真に重要なものを得れるであろう。
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