巷には様々な勉強法がありふれているが、最も効率的な方法を伝授しようと思う。
医学生は難関の医学部受験、そして最も進級が難しいと言われる医学部での勉強をこなしている言わば勉強のプロだ。
あくまでも個人の見解なので使用は自己責任で。
どんな試験にも有効と思われる最も基本的な原則を3つ挙げる。
1過去問対策をする
2読むことを中心にする
3復習する
1過去問対策をする
どんな試験においても過去問は最も有効な教材である。
試験問題作成者は、過去問を参考に新規の問題を作成するからだ。
多くの試験ではプール問題として全く同じ問題が出る場合もある。同じ問題は出ないとしても、似ている問題は出うる。
大学にもよるが医学部の試験では特に顕著だ。
過去問をやらずに医学書から勉強をすすめると言ったようなタイプは真面目であっても再試、最悪の場合留年になっている。
膨大な医学書を理解することなど不可能に近いので、過去問をまず完璧にして余力があれば医学書を読むのが最も効率がいいのである。
これは大学受験や他の試験にも当てはまる。
例えば慶應医学部の数学は毎年必ず確率漸化式が出ており、この分野を完璧にするだけで大問一つ完答できるのである。
すなわち、過去問で出てる範囲を厳選することで
・出てない範囲を捨てれる
・出てる範囲に集中できる
というメリットがある。
どんな試験においても過去問が最重要なので、真っ先に取り掛かろう。
2読むことを中心にする
読む、書く、聞く、話すで最も速いのは読むである。
よって勉強の基本は読むことを中心に進めなければならない。速く進めることができるため、何周もすることができるからだ。
普段から読書をしないような人は読むのが遅いという場合もあるだろうが、それは訓練することでいくらでも速くなる。
勉強の基本はいかに教材を回せるかなので、最速で教材を進めることのできる読むという行為が一番効率的なのである。
また話す、つまり音読も部分的に採用するのもいい。
英語は音読しないと理解が進まないし、音読は聴覚も使うので記憶に定着しやすい。あくまで+αとして使おう。
書かなきゃ覚えられないという人がいるかもしれないが、幻想だ。
漢字も何回も読むことで書くことなく覚えることは可能だし、まとめノートは時間が無限にかかる割に暗記効果に乏しい。
書くことが必要なのは数学と物理くらいだろう。これらの科目は図や計算が必要なため、実際に手を動かすことが重要だ。
ちなみに、読む対象はあくまで問題と答えだ。教科書や参考書を読むと
教科書や参考書の記述→自分の頭で変換、まとめ→答案
というステップを踏むが、答えを直接暗記していると
答え→答案と自分の頭で変換する作業がいらないため、スムーズに確実にアウトプットができるのである。読む勉強法の原点となったのはこの本のおかげである。
3復習する
多くの人が3~5周程度で満足してしまうだろうが、それではまず頭に入らない。
東大を主席で卒業した某女弁護士は7周したと自著に書いてあった。
東大を主席で卒業するような天才でも7周しているのだから、凡人は最低10周することが必要だろう。
10周と聞くとたじろいでしまうと思うが、後半は理解が進んでおり1周するスピードが急激に速くなっているためそれほど苦ではないはずだ。
新しい教材や参考書に手を付けるより、同じ教材を復習したほうが遥かに点数が伸びる。
以上1~3の原則を徹底的に頭に入れるだけで、大きく勉強効率は左右される。これらは基本的な原則であり、もっと細かいテクニックは需要があればいずれ記事にする。