○○するだけダイエット、水素水といったものが流行るように、女性の美容業界には嘘が多く特に美容外科(=美容整形)業界でも嘘が非常に多い。
ここでは美容外科を選ぶ上での三原則について書こうと思う。
美容外科を選ぶ際にはクリニックでなく、医者で選ぶのが大原則だ。
クリニックの名前から選ぶのでなく、○○ドクターにオペをしてもらいたいから選ぶという感じだ。
つまりドクター選びで成功するか否かは決定すると言っても過言ではない。
ドクター選びで重要なのが以下の3つの原則である。
1.形成外科専門医かどうか
2.35~50歳かどうか
3.激安系クリニックではないか
1.形成外科専門医かどうか
形成外科というのは
"形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 "Quality of Life" の向上に貢献する、外科系の専門領域です。 "
日本形成外科学会HPより
すなわち傷口を上手に縫い合わせたり、審美的な面を改善する診療科のことである。
美容外科の手術においては傷跡が残りやすいかどうかは縫合が上手かどうかに大きく左右される。
その為、審美的な仕上がりが重要な美容整形においては重要な資格と言える。
さらに、形成外科専門医から美容外科というのはある意味で王道のルートであり、ドクターが真面目で努力していたという証でもあるのである。
後述するが、激安系クリニックでは形成外科専門医はほとんどいない。
ここで注意してほしいのが、麻酔科専門医、皮膚科専門医、産婦人科専門医といった形成外科専門医以外の専門医は美容外科のオペにおいてほとんど関係がないということである。専門医という肩書に騙されてはいけない。
ちなみに美容外科専門医という資格もあるが、2つの団体がある上に基準も明白ではないのであまり参考にはならない。
2.35~50歳かどうか
外科医は年齢が非常に重要だ。
若すぎても経験不足の恐れがあるし、高齢でも老眼や手先の感覚の鈍りなどによって下手な可能性がある。
年齢的に35~50が油の乗ったいい時期ではないかと思う。
特に美容外科では自分の美とする顔と、ドクターの美とする顔の相違点を埋めていく作業が必要だ。
年齢が離れすぎていると美的感覚もジェネレーションギャップが生まれうるので注意したい。
また、医学部を再受験しているドクターの場合は年齢と経験年数が合致していない場合があるので注意が必要。
3.激安系クリニックではないか
多くの激安系クリニックではドロッポ医者(ドロップアウトした医者)や、ひどい所だと医学部卒業後すぐに美容外科で勤務している医者が勤務している。
皮膚科専門医などの形成外科以外の専門医は持っていても美容外科のオペと何の相関性もないのが現実だ。
美容外科の世界は高くても良いとは限らないが、安かろう悪かろうは成り立つ。
激安系のクリニックは、患者で練習するような所も多く口コミを見てもとんでもないところが多い。
美容整形においては激安クリニックで手術→微妙だったのでやり直すというパターンが非常に多い。一生使う自分の顔だから後悔しないようにして欲しい。
その他に美容外科を選ぶ判断材料としては
症例写真、口コミサイト、2ちゃんねるが挙げられる。
症例写真はあくまで、クリニック側が出している写真なので疑って見たほうが賢明だ。あとは、何と言っても口コミ。著しい低評価が多いようなクリニック、ドクターは避けなければいけない。
余談として、クリニックの受付嬢の顔を見るのもいい判断材料になるかもしれない。多くのクリニックでは受付嬢に施術を行っている場合があるので、クリニックの受付嬢のような顔になるということだ。受付嬢がバレバレの整形顔をしていた場合はそれを望んでる時以外、カウンセリングだけで帰ったほうがいいかもしれない。
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